こんにちは。日々、妄想をしている高石です。
今回は私たちのビジネスの考え方について書きたいと思います。
私たちのビジネスの根幹は1に「スピード」、2に「スピード」です。
ビジネスの主軸である「ウルトラアジャイル開発サービス」を展開していますが、これも名前の通り「スピード重視」です。
人月ビジネスからの脱却(???)
「ウルトラアジャイル開発サービス」は、よくIT業界で叫ばれている「人月ビジネスからの脱却」を目指しています。
ただし、それは業界で言われている「顧客にどれだけ価値をもたらすかで価格を決めることを目指している!」という、高尚なことを目指しているわけではありません。
顧客のオーダで作るサービスなので、正直、我々はその価値を分かりっこありません。
ましてや、オーダされたものを作って、その顧客の価値を我々が得る正当な理由もありません。
(自社運営のサービスについて別です。)
私たちが目指しているのは、「人月を見せない」開発です。
できるものは同じ。一月200万円かかる人と一月100万円かかる人どちらを雇う?
これだけみると後者の方が安そうだと思います。
では、次の選択肢はどうでしょうか。
できるものは同じ。200万と600万のどちらで買う?
当然、同じものであれば、安い方がいいので、前者を選びますよね。
では、次は?
できるものは同じ。1ヶ月で納品と半年で納品。どちらを買う。
当然、前者の1ヶ月ですよね。
でも、これらの質問は言葉足らずなだけで、すべて同じこと言っているとしたら…
前者 人月単金:一月200万円かかる人 × 期間:1ヶ月でサービスを完成 = 金額:200万円。
後者 人月単金:一月100万円かかる人 × 期間:半年でサービスを完成 = 金額:600万円。
期間と金額を隠した瞬間に、最初の質問のように、なんとなく後者の方が安そうに感じてしまう。
でも、人月単金(1ヶ月でいくらかかるか)を隠した瞬間に、安くて早い、前者の方がいいに決まっていることは明らかになると思います。
安くて早いのでお客さんはハッピー!単価も上がるので私たちもハッピー!なんです。
とってもヘルシーだと思いませんか。
なので、私たちの展開する「ウルトラアジャイル開発」は「安くて」、「早い」、(でも、人月単金は見せたくない)開発をしています。
早くて安いものがいいというのは、当たり前といえば当たり前なんですが、なぜか人月単金が高いだけで敬遠されてしまう商習慣なIT業界なので、見積もりもあえて人月単金を見せないようにしています。
そんなわけで単純なことを偉そうに書きましたが、要はうちの見積もりには人月はありません。
(ただ、金額を期間で割り算して、評価されるお客さんはいます…)
これからもこんなヘルシーな開発を推進していこうと思います。
次回はこのウルトラアジャイル開発がなぜ、安くて早いかを書きたいところなのですが、まだまだ方法論として体系的に整理できていないので、それはまた整理ができてから書きたいと思います。